不動産ニュース / 開発・分譲

2015/11/20

鴻池組と業務提携。住と建築・土木に関する経営資源を融合/積水ハウス

 積水ハウスは19日、(株)鴻池組と業務資本提携し、鴻池組の持株会社である鳳ホールディングス(株)と資本提携を行ない持分適用関連会社とすると発表した。

 積水ハウスは今後、国内において、政府が推進するアベノミクスの具体的取り組みを背景に、経済活性化、少子高齢化、健康寿命の延伸、環境・エネルギー問題といった社会課題の解決、グローバル化対応に向け、さまざまな取り組みが進むと見込んでいる。それらに伴い、「コンパクトシティ」「日本版CCRC構想」等を視野に入れた先進的な「まちづくり」ビジネスや、インバウンド需要から派生する住関連ビジネスを今後の成長分野と捉え、鴻池組との連携により、互いの強みを生かした相乗効果創出が事業拡大につながると考え、同提携を行なうこととした。

 積水ハウスが持つ「住」に関する経営資源と、鴻池組が持つ「建築・土木」に関する経営資源を融合することで、互いの提案力・営業力の強化を図る。また、資材の共同購入や施工力の相互融通等により建設全体に対するコスト削減を目指す。
 鳳ホールディングスとの資本提携については、鳳ホールディングスが資本再編成を実施。新たに積水ハウスとの協業に向けた体制を構築する。積水ハウスは鳳ホールディングスの議決権33.3%を保有する筆頭株主となる予定。取得日は2016年1月27日を予定。

 同提携による当期の同社連結業績に与える影響は軽微ではあるが、中長期な業績の向上に繋がるとしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。