不動産ニュース / 団体・グループ

2015/11/26

計画修繕で「ヴィンテージマンション」推進/MKS

「適切な修繕によってマンションの機能を維持していく」と語る坂倉会長
「適切な修繕によってマンションの機能を維持していく」と語る坂倉会長

 (一社)マンション計画修繕施工協会(MKS)は25日、記者会見を開き、会長の坂倉 徹らが同協会の現状や今後の事業計画等について説明した。

 今後の事業計画の中で、「ヴィンテージマンション推進協議会」の設立準備に入っていることを明らかにした。6月に会員有志で行なった米国視察で得た知見を踏まえ、築100年に達しても価値が認められ、流通市場で取り引きされるマンションを「ヴィンテージマンション」と定義。提案型の計画修繕工事と専有部リノベーション、欧米型の管理業務形態を組み合わせ、かつ適切な不動産価値評価を行なえる素地をつくることで、ユーザーの購入意欲を刺激する「ヴィンテージマンション」を生み出していく。

 協議会は同協会が、マンション管理や不動産取引、建設などの業界団体に参加を打診。おおむね前向きな回答が得られており、そうした団体が持つマンション関連の情報を一元的に集約していきたいという。

 また、マンション計画修繕工事の請負契約約款についても協議を進めており、年内には発行できる見込み。

会長の坂倉氏は「当協会は、適切な修繕によってマンションの機能を長く維持することが大きな使命。今後についてもそうした姿勢で事業展開を進めて行きたい」と話した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。