不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/11/26

首都圏新築戸建て成約価格、6ヵ月ぶりに下落/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社のネットワークにおける2015年10月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て1万54件、中古マンション1,026件。成約件数が新築戸建て2,233件、中古マンション585件。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,321万円(前年同月比1.3%下落)で、4ヵ月ぶりの下落。成約価格は3,322万円(同1.0%下落)となり、6ヵ月ぶりの下落となった。東京23区が6ヵ月ぶりに下落に転じたことと、低額帯の物件が多い埼玉県・千葉県で成約が増えたことが要因と考えられる。神奈川県は3,487万円(同0.3%上昇)と、横浜・川崎の成約好調により東日本大震災後の高値を更新した。

 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,574万円(同16.0%上昇)と大きくプラス、8ヵ月連続の上昇となった。成約価格は2,299万円(同1.5%上昇)で、前月の1年9ヵ月ぶりの下落から、再び上昇に転じた。ただ、成約価格の平均が5ヵ月連続で登録価格平均を下回り、10月はかい離率が10%を超えるなど、需給のギャップが広がっている。

 なお、1平方メートル当たりの成約価格は39万6,800円(同3.4%上昇)と、11ヵ月連続の上昇となった。

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