不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/12/3

「家賃の値下げ交渉」経験、6割が「ない」/いえらぶ調査

 (株)いえらぶGROUPは3日、家賃に関する実態調査結果を発表した。2014年1月26日~2月5日、14年8月20日~29日、15年5月1日~15日、15年8月4~18日に全国の男女に調査を実施。有効回答数は各項目100サンプル。

 「家賃の値下げ交渉をしたことがあるか」の問いに「はい」と回答したのは39%、「いいえ」は61%と、半数以上が家賃の値下げ交渉をしたことがなかった。交渉したことがない人の理由としては、「交渉をしても値段が下がるとは思っていないから」「家賃の値下げ交渉ができるなんて知らなかった」「値下げをして、その後の人間関係が気まずくなったら、困る」など、交渉で家賃を値下げしてくれる可能性は低いと感じていること、交渉が元でトラブルが起こることを恐れる意見が上げられた。

 また、「稼ぐ額に応じて、賃料の高い(今よりも条件のいい)部屋に住みたいか」という質問に対し、「住みたい」と回答したのは男性35%、女性31%、「住みたくない」は男性37%、女性45%、「どちらでもいい」が男性28%、女性24%と、男女とも「住みたくない」と回答する割合が多い結果に。その理由は、「将来の備えて貯蓄をしたい」(男性)、「給料がアップしたらほかのいろいろなことに使いたい」(男性)、「安い部屋で貯金をしたい」(女性)、「ほかのことに使いたい」(女性)と、部屋のグレードアップよりも、貯金やほかのことに回したいという意見が多く見受けられた。

 そのほか、家賃の滞納経験については「ある」が14%、「ない」が86%、給料の3分の1の家賃を意識して部屋を探しているかどうかについては、「している」が74%。「していない」が26%であった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。