(株)東京カンテイは10日、2015年11月の主要都市圏・主要都市別の新築一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の新築戸建ての平均価格は3,383万円(同0.7%上昇)と9月以降安定的に推移している。地域別では、東京都が4,379万円(同1.0%下落)と4ヵ月ぶりに下落。神奈川県も3,706万円(同0.7%下落)と反転下落した。一方、千葉県は2,781万円(同1.8%上昇)と7ヵ月ぶり、埼玉県は3,033万円(同1.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。
近畿圏の平均価格は2,990万円(同0.9%上昇)と反転上昇。地域別では、大阪府が3,180万円(同2.0%上昇)と反転上昇となった一方、京都府は3,414万円(同1.3%下落)と下落、兵庫県は2,897万円(同3.1%下落)と3ヵ月連続での下落となった。
中部圏の平均価格は、2,948万円(同0.1%上昇)とわずかながら強含んだ。愛知県は3,214万円(同0.8%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇した。