新日鉄興和不動産(株)は10日、同社が建替工事を推進してきた「大分鐵鋼ビルディング」(大分県大分市)の竣工を発表した。
新日鐵住金(株)大分製鐵所の操業開始に合わせて竣工した築44年のオフィスビルを、老朽化やオフィス機能の陳腐化が顕在化しつつあったことに伴い、敷地内の駐車場スペースで建て替えたもの。敷地面積4,908.94平方メートル、延床面積5,287.15平方メートル。鉄骨造6階建て。
フリーアクセスフロアや個別空調、専用部別セキュリティシステム等を導入した。また、全館LED照明を採用し、大分製鐵所構内との直接専用通信回線を装備するなど、省エネ等にも配慮した。
なお、順次旧ビルから新ビルへのテナント、同社大分事業所の移転を進め、2016年1月より旧ビルの解体工事に着手する。解体後の敷地については新ビルの駐車場として同年12月、正式稼働する予定。