不動産ニュース / リフォーム

2015/12/15

浅草の築古ビルを外国人観光客向けホステルに/スペースデザイン、UDS

「BUNKA HOSTEL TOKYO」外観。アーケードの一角に位置し、パチンコ店などが入っていた空きビルを活用
「BUNKA HOSTEL TOKYO」外観。アーケードの一角に位置し、パチンコ店などが入っていた空きビルを活用
ドミトリーながらボックスタイプにすることでプライバシーなどを確保
ドミトリーながらボックスタイプにすることでプライバシーなどを確保

 UDS(株)は14日、同社が企画・設計・運営を担当した「BUNKA HOSTEL TOKYO」(東京都台東区、ベッド数128)をオープン。報道陣や関係者に公開した。

 同物件は、事業主の(株)スペースデザインがオーナーより物件の有効活用の相談を受けて、UDSに企画等を依頼したもの。敷地面積244.31平方メートル、延床面積996.55平方メートル。東京メトロ銀座線「浅草」駅または「田原町」駅徒歩5分の商店街内に立地する、鉄骨造地上7階建て、築30年の雑居ビルをリノベーションした。

 清潔感を重視し、強度と防汚性に優れた国産タイルをキーマテリアルとし、白を基調に低コストで改装。アーティストの高橋理子氏とコラボレーションして、物件ロゴやオリジナル商品を開発、一部内装も仕上げている。

 客室は訪日外国人向けに、ドミトリータイプで展開。ベッドをオリジナルで製作した横幅1,200mm、奥行き2,400mmのボックスタイプとすることで、体格が大きい人でもゆったり過ごせるスペースを確保した。また、2段式の場合は、入り口部分を互い違いにするなどして、プライベート感を強調している。部屋の貸し切りが可能なファミリールームや女性専用フロアなども用意した。

 共用部は、バス・トイレ・洗面所、コインランドリーといった水回りのほか、宿泊者専用のコモンスペースも設置。1階には日本酒を楽しめる居酒屋をオープンした。

 宿泊料は閑散期で3,000~1万6,800円(税込み)。12月の予約状況は7割埋まっており、そのうち8割が外国人客。今後は、近隣の商店とともにイベントを行なうなど、同ホテルを拠点に地域を盛り上げていく。

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