不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/12/15

経済的な不安定感理由に「買い時感」がやや低下/全宅連調査

 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会は15日、9月23日の「不動産の日」に合わせて実施している「不動産の日アンケート調査」の結果を発表した。日本在住の20歳以上の男女を対象として、2015年9月1日~10月31日にインターネット調査を実施。有効回答数は1万6,778件。

 不動産の買い時感では、現在が買い時だと「思う」が15.2%(前年比3.1ポイント減)、「思わない」が23.3%(同0.7ポイント増)、「分からない」61.5%(同2.4%増)と、買い時感がやや低下。

 買い時だと考える理由は、「住宅ローン減税など税制優遇」が40.0%と最多。次いで「消費税率が上がる前だから」が26.9%となった。一方で買い時だと思わない理由については、「自分の収入が不安定または減少しているから」が42.1%と、経済的な不安定感を挙げる声が多かった。また、「不動産価格が下落しそうだから」と先安感を感じている回答も28.2%に上った。

 中古住宅購入の際に必要と思われることについて複数回答で聞いたところ、「瑕疵保険が付されていること」が64.2%、「履歴情報が残っていること」が61.6%、「インスペクション(建物診断)が付いていること」が61.6%と3項目が6割を超えた。瑕疵保険については、若年層ではやや回答比率が低く、高年齢層になるにしたがって高くなる傾向がみえた。

 不動産店に対するイメージを聞くと、全体では「よい」「ややよい」を合わせて58.4%が良いイメージを持っていることが分かった。一方で、「悪い」「やや悪い」の合計は41.6%。年代別では、20歳代で良いイメージを持つ人が7割を超えるなど、若年層ほど不動産店に良い印象を持っていた。

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