グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)は17日、同社が建設を進めてきたマルチテナント型大型物流施設「GLP八千代」(千葉県八千代市)の竣工式を執り行なった。
同物件は、京葉道路「花輪IC」から約10km、東関東自動車道「千葉北IC」から約11km、東京高速鉄道線「八千代緑が丘」駅から徒歩15分。千葉県を中心としたエリア配送に加え広域配送にも適しているほか、労働力確保にも適している立地。敷地面積3万3,943.49平方メートル、延床面積7万1,938.97平方メートル。プレキャスト鉄筋コンクリート造地上4階建てで免震構造を採用。
平均フロア面積約1万6,600平方メートル。1・2階アクセスにより、1階と4階、2階と3階の縦使いの2フロア・オペレーションとしている。1階は両面バースで、1、2階合わせて10t車60台、4t車94台が利用できる。施設内に設置したカフェテリア内には、無料で使用できるWiFiやBGMを導入するほか、女性のお手洗いにパウダーコーナーを設けるなど施設内で働く人の環境向上を図った。
また、バックアップ電源を設けるなど災害時におけるBCPを確保した。全館LEDを採用し、CO2排出量および消費電力を約57%削減(一般蛍光灯比)するなど環境にも配慮。建物環境認証制度LEEDの予備認証を取得し、GOLD認証取得を目指す。さらに屋上には7,448枚のソーラーパネルを設置し、売電事業も開始する。
同日記者会見を行なった同社代表取締役社長の帖佐義之氏は「この場所を開発地として選んだのは、地盤が強固なことと、インフラが整っているエリアであること。災害が起こってもBCPの観点から心配が少ないという点を重視した。現在テナントの引き合いも多く、早期のリースアップに向けて良い感触を得ている」と挨拶した。