アパグループは24日、「アパホテル<東新宿 歌舞伎町II>」(東京都新宿区、客室数129室)の起工式を執り行なった。
新宿エリアでは5棟目のホテルで、都営地下鉄大江戸線・東京メトロ副都心線「東新宿」駅徒歩2分に位置。敷地面積294.07平方メートル、延床面積1,839.43平方メートル、鉄骨造地上14階建て。すでに開業している「アパホテル<東新宿 歌舞伎町」(東京都新宿区、客室数165室)と隣接しており、同ホテル開業後は相互送客や運営の効率化を図っていく。
全館LEDを採用、高効率ガス給湯器やガス・コージェネレーションシステムにより排熱を有効利用するなど、環境に配慮した仕様を導入。通常の浴槽より約20%節水できる卵型浴槽や、サーモスタット付定量止水栓、節水シャワーによるオリジナルユニットバスも全客室に取り入れる。
また、オリジナルベッド「Cloud fit(クラウド フィット)」を導入するほか、3Dメッシュまくら、高級羽毛布団を採用することで眠りへのこだわりを追求。50型以上の大型テレビも標準設置し、最上階のデラックスツインルームには60型クラスのテレビを採用する。
同日会見したアパグループ代表の元谷 外志雄氏は、「新宿エリアでは、最大客室数710室の『(仮称)アパホテル&リゾート<西新宿五丁目駅タワー>』を建設中で、2017年12月の開業を目指し、鋭意計画を推進している。インバウンドへの対応は進んでいるが、東新宿エリアにはまだまだホテルが少ない。積極的に用地取得に努めたい」と意欲をみせた。
同社はこれまでに、東京都心の直営ホテル数のみで49棟・1万1,923室(設計・計画中含む)を達成。16年は、上野をはじめとする10ヵ所でのホテル開業を予定している。