スター・マイカ(株)は12日、2015年11月期決算説明会を開催した。
当期(14年12月1日~15年11月30日)の連結業績は、売上高193億3,300万円(前年同期比39.1%増)、営業利益24億6,500万円(同29.5%増)、経常利益17億9,700万円(同39.7%増)、当期純利益11億1,400万円(同44.2%増)。
主力の中古マンション事業は、保有物件残高の増加に伴い、安定的な賃貸売上が23億6,308万円(同11.4%増)と順調に積み上げられた。また、販売面においても、1棟リノベーションマンション「ステラシリーズ」では、新たに横浜(総戸数95戸)、氷川台(総戸数32戸)の分譲を開始し、販売売上は131億3,440万円(同29.6%増)、販売粗利益率は14.8%と好調に推移した。その結果、売上高は154億9,749万円(同26.5%増)、営業利益は21億8,956万円(同22.8%増)となった。
今期よりスタートした中長期計画(~17年11月期)は、初年度として順調なスタートを切ったとし、最終年度で530億円を目指す物件投資残高は、今期で約50億円積み上げ、459億円(同11.2%増)となった。また、昨年11月に東証2部への市場変更を達成し、知名度向上への取り組みも進捗したとしている。
次期は売上高193億3,600万円、営業利益27億2,700万円、経常利益20億1,900万円、親会社株主に帰属する当期純利益12億6,600万円と、過去最高益の連続更新を見込む。
そのほか、会見では今後注力することとして、「民泊ビジネスの検討」をあげた。同社代表取締役社長の秋澤昭一氏は「すでにマンスリーマンション事業を開始しており、多様な短期間利用の実態を知ることができ、勉強できている。今後、政府の方針などをみて、われわれの事業でも民泊を開始できるのか見極めていきたい」と話した。