スウェーデンハウス(株)は8日、同社初となるサービス付き高齢者向け住宅「大多喜ガーデンハウス」(千葉県夷隅郡大多喜町、総戸数25室)を竣工する。
木造2階建て、敷地面積2066.40平方メートル、延床面積984.52平方メートル、居室専有面積19.22~19.54平方メートル。月額利用料は8万~9万円、共益費、生活支援サービス費、食費含めて18万~19万円(税抜き)。
2013年省エネルギー基準を大幅に上回る高気密・高断熱性能により、健康で快適な住空間を提供。足腰の負担を軽減する、一般的なものより緩やかな勾配の階段を設置するなど、安心な暮らしを追求するユニバーサルデザインを採用した。
また、プライバシーを確保しながらも温かい絆を育んでゆける住まいをコンセプトに、木の香り・ぬくもりを感じる内装を採用。間取りは入居者同士が交流できる共用部面積を広くとり、大小ラウンジを複数ヵ所設けることで変化に富んだ空間を実現した。
1月29日に実施したマスコミ向け見学会で、同社取締役執行役員営業本部長の鈴木雅徳氏が挨拶。「当社初の高齢者住宅だが、通常の住宅と同じように暮らせることを一番重視した。防災面以外では、基本的には当社の住宅が持つ高気密・高断熱性能をそのまま反映させ、ヒートショックを予防し、健康寿命を延ばす快適な施設を作った。今後も要望があれば手掛けていきたい」などと話した。
また、事業主の医療法人川崎病院理事の宮野 武氏は、「介護療養型医療施設、介護老人保健施設を運営しており、要介護度の低い人の受け入れ施設として今回、サ高住を作った。温かみのある施設をつくりたいと考え、木を生かしたデザインと高い断熱性能から同社を選んだ」なとど述べた。