不動産ニュース / IT・情報サービス

2016/2/2

IoT活用した無人内覧システム、賃貸住宅「ザ・パークハビオ」に導入/三菱地所

「NinjaLock」取り付けイメージ
「NinjaLock」取り付けイメージ

 三菱地所(株)は1日、三菱地所レジデンス(株)が展開する賃貸マンション「ザ・パークハビオ」に、IoTを活用した無人内覧システム「スマート内覧」を導入すると発表した。

 不動産管理向けシステム・アプリ開発を手掛ける(株)ライナフが製造・販売するIoTデバイス「NinjaLock」を利用したもの。「NinjaLock」は、玄関扉のサムターンに被せて粘着テープで貼り付け、スマートフォン等で鍵が開閉できる。鍵の開閉権限は、特定の相手に特定の時間帯のみ付与でき、開閉履歴確認や遠隔操作も可能となる。

 「スマート内覧」サービスは、「特定の相手に特定の時間帯のみ利用可能な鍵の開閉権限を付与する機能」を活用。内覧希望のユーザーが、インターネット上の専用サイトを通じて鍵の開閉権限を取得し、賃貸管理会社(三菱地所ハウスネット(株))の立ち会いなしに、自由な時間に内覧が可能となる。また、不動産仲介会社の担当者も、案内のために賃貸管理会社の店舗に出向いて鍵を借りる手間が不要となる。

 2月中旬より、「ザ・パークハビオ 上野レジデンス」(東京都台東区、総戸数125戸)で試験導入する。以後、「ザ・パークハビオ」ブランド物件をはじめ、他物件に拡大していく。両社は今後、不動産関連のさまざまな事業領域で「NinjaLock」等のIoT技術の活用を検討していく予定。

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