不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/2/10

ハウス・リースバック中心に、ストック型ビジネスへ注力/ハウスドゥ

 (株)ハウスドゥは、ストック型ビジネスを加速させる。

 フランチャイズ事業やハウス・リースバック業に重点を置き、利益成長を重視した事業展開を図る。FC事業では、加盟店舗拡大に向けプロモーションなどに注力。オーナーが売却した後も、買い手が現れるまで賃貸住宅として住み続けることができるという「ハウス・リースバック」では、サービスの多様化のため、4月より不動産担保ローンの提供を開始。将来的には、リバースモーゲージも提供していく方針。そのほか、底地に関する専門サービスも立ち上げる予定。

 2015年8月に策定した18年6月期を最終期とする中期経営計画では、ストック収益の拡大により、次期3ヵ年平均で売上高8%増、営業利益36%増の目標を設定。18年6月期には売上高183億4,700万円、営業利益15億2,200万円、経常利益14億200万円、当期純利益9億1,100万円を目指すほか、FC加盟店舗数560店舗、ハウス・リースバックの資産残高60億円、家賃収入7億9,000万円の達成を見込む。

 4日に公表した16年第2四半期決算では、連結売上高86億7,600万円(前年同期比25.4%増)、営業利益は7億600万円(同127.5%増)、経常利益は6億7,300万円(同138.3%増)、当期純利益は4億4,600万円(同117.6%増)、FC加盟店舗数339店舗と、順調に進捗しており、計画を前倒しで達成できる見込み(同決算の詳細は5月付のニュース参照)。

 10日行なわれた記者会見で同社代表取締役社長の安藤正弘氏は「今後は、リスクが低く利益率の高い事業に注力し、リスクの高い不動産売買事業などは横ばいもしくは10%減程度の状態で推移させていく。特にハウス・リースバックは伸びしろが大きい。すでに今期目標を超える取引が実現している。将来的には証券化も視野にリスク分散させながら展開させていく」と述べた。

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