不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/2/12

収益性改善等に尽力し営業赤字幅縮小/すてきナイスG 16年3月期第3四半期決算

 すてきナイスグループ(株)は12日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~9月30日)は、連結売上高1,592億7,800万円(前年同期比0.4%減)、営業損失17億2,100万円(前年同期:営業損失20億400万円)、経常損失20億9,800万円(同:経常損失24億2,900万円)、当期純損失27億2,400万円(同:経常損失25億3,300万円)。

 建築資材事業では、優れた省エネ性能を有する住宅資材やゼロエネルギー住宅の仕様などを提案するとともに、中大規模木造建築物の取り組みを拡大。また、住宅資材の総合展示会「住まいの耐震博覧会」を東京などで開催、幅広く情報を発信し、需要の創造に努めた。その結果、売上高は1,271億4,400万円(前年同期比2.3%減)となったが、収益性の改善に努めたことなどにより営業利益は18億円(同23.2%増)となった。

 住宅事業は、マンション部門では、横浜市、川崎市および仙台市等に販売地域を集中するとともに、新ブランド「Noblesse(ノブレス)」を立ち上げ、耐震化をさらに推し進めるため、今後供給するすべての分譲マンションを安全・安心な免震構造にすることした。その結果、当期のマンション売上戸数は109戸(同35.1%減)、売上高は49億700万円(同32.7%減)を計上。
 一戸建て住宅部門では、長期優良住宅の耐震や省エネなど4つの性能基準を超える高い性能をリーズナブルな価格で実現した企画型注文住宅「パワーホーム ~ Super High Quality &Good Price ~」と、「パワーホーム」のノウハウを生かした東北復興応援型住宅「フェニーチェホーム」を供給。また、健康寿命の延伸に寄与して環境にも貢献する「スマートウェルネス住宅」の普及にも尽力した。売上戸数は285戸(同62.9%増加)、売上高101億1,800万円(同86.5%増)。
 その結果、事業全体の売上高は262億1,200万円(同8.5%増)、営業損失22億9,700万円(前年同期:23億1,300万円)となった。

 通期では、売上高2,400億円、営業利益18億円、経常利益9億円、当期純利益5億円を見込む。

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