(株)サンセイランディックは12日、2015年12月期決算を発表した。
当期(15年1月1日~12月31日)の連結売上高は115億6,700万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は12億9,900万円(同7.9%増)、経常利益は11億9,600万円(同14.6%増)、当期純利益は7億2,400万円(同15.6%増)となった。
不動産販売事業では、底地350件、居抜き32件、所有権24件を販売。底地については、旧法に基づく底地以外に定期借地権付き土地の権利調整に取り組み、売上高および販売件数とも増加。居抜きについては、販売件数が減少したものの、売上高は増加。所有権については、売上高・件数ともに減少したものの、セグメント売上高は102億4,000万円(同15.9%増)、セグメント利益は20億1,800万円(同13.4%増)となった。
一方、建築事業は消費税駆け込み需要の反動や、申し込みから着工までに時間を要したことにより、売上高および販売件数が減少。売上高は13億5,800万円(同16.4%減)、セグメント損失は3,800万円(前年同期:セグメント利益3,500万円)となった。
次期については、売上高146億7,000万円、営業利益14億100万円、経常利益12億9,100万円、当期純利益8億4,800万円を見込んでいる。
また同社は同日、15~17年度の3ヵ年を対象とした「中期経営計画」の実績を開示した。
15年は、同社事業のPRを大手仲介事業者や金融機関等において積極的に展開。仕入れ専業部署を設置し、仕入れの平準化を図った。また、人材育成プログラムの検討や部長および課長職研修等を実施した。
今後は、当計画の中間年度として、既存事業による業績の拡大を図るとし、東海・近畿圏の業績を拡大していく。また、権利調整能力および事業効率を高めることで販売を平準化。企業ブランドの向上や世田谷区を中心とする城南エリアで事業展開を強化していく。17年度の業績計画は、売上高156億4,700万円、営業利益16億3,500万円、経常利益15億2,400万円、当期純利益9億7,400万円。