ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は16日、8日に発表した「ジャパンプロパティダイジェスト」から東京のプライムリテール市況を抜粋、追加情報を加え、2015年第4四半期プライムリテール市場状況としてまとめた。
銀座の月額賃料は坪当たり27万円(15年第3四半期比3.8%増)となり、前回のピークである07年を上回る水準に到達した。表参道は21万5,000円(同2.4%増)。同社作成の「グローバル プライムリテール クロック」では、賃料上昇率はピークを越えたものの、引き続き上昇局面にある。
同社では、16年の需要は堅調に推移する一方で、新規供給の契約率は順調であることから、空室増加は限定的となり、賃料の一層の上昇を下支えする見通し、と分析している。