サンヨーホームズ(株)は8日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~12月31日)は、連結売上高292億6,300万円(前年同期比3.8%減)、営業損失13億7,400万円(前年同期:営業損失7億1,900万円)、経常損失14億2,300万円(同:経常損失7億7,400万円)、当期純損失9億9,200万円(同:当期純損失5億4,000万円)。
住宅事業は、建て替え需要の取り込みや子育て世代向けの戸建て商品を開発。分譲住宅でも、独自の「スマe HEMS」を標準搭載した「スマeタウン 上北沢」(8区画)を販売した。
賃貸福祉住宅においては、ビジネスマッチング契約を締結した金融機関と共同で地主層へのアプローチを推進し、売上高が増加した。
同事業全体の受注高は173億300万円(前年同期比14.4%増)、受注残高121億9,100万円(同14.5%増)。その結果、売上高は160億2,300万円(同0.6%増)を計上したものの、売上原価率の悪化等から、営業損失7億3,000万円(前年同期:6億4,200万円)となった。
マンション事業では、大阪市都島区と兵庫県宝塚市で開発中の大型複合開発「サンフォーリーフタウン」の販売を進め、ファミリー向け分譲マンション183戸については完売し、シニア向け分譲マンションは12月末現在約70%が契約済み。このほか、リノベーションマンションなどの販売も開始した。その結果、受注高は219億1,200万円(前年同期比14.5%増)、受注残高は168億7,900万円(同3.5%減)となった。
全体の売上高は129億3,100万円(同7.5%増)となったが、建築費用の上昇と次期以降売上の大型開発物件に係る販売費が増加したこと等で、営業利益3,700万円(同94.2%減)を計上した。
通期は連結売上高554億3,000万円、営業利益5億円、経常利益3億7,000万円、当期純利益2億円を見込む。