京町家の再生・販売などを手掛ける(株)八清(京都市下京区)は20日、GOBLIN代官山(東京都渋谷区)で、「住めば都!リアル京都暮らし」と題したセミナーを開催。約50人が参加した。
同社が、東京でセミナーを開催するのは初めて。同社の過去3年間の問い合わせ件数に占める関東圏の割合は21%に達し、購入者ベースでも2013年度(13年7月~14年6月)の16%から14年度は19%へと上昇。また、購入目的も「セカンドハウス」が、「居住」(39%)、「投資」(18%)に次ぐ3位(13%)になるなど、首都圏と京都とを行き来する「マルチハビテーション」ニーズが高まっていることから、首都圏の潜在ユーザーに訴求する目的で開催したもの。
セミナーでは、同社代表の西村孝平氏が、同社の京町家再生の歴史と、京町家の特徴等について説明。続いて、同社で京町家再生を扱う暮らし企画部の浜田 真以子氏が、京町家で暮らす上での地域住民との付き合い方や、同社の京町家の改修手法や、購入する際の融資の実情などについて解説した。
その後、参加者同士がグループワーキング。「建築」「投資」「京町家全般」と疑問に思う分野に分かれ、同社スタッフを交えて意見を交わした。