不動産ニュース / その他

2016/3/1

東京・世田谷の社宅、「いきもの共生事業所認証」を取得/三菱地所グループ

「世田谷ハウス」の実験庭園
「世田谷ハウス」の実験庭園

 三菱地所(株)は29日、同社が所有する社宅「世田谷ハウス」(東京都世田谷区)が、(一社)いきもの共生事業推進協議会による「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)[集合住宅版]」を取得したと発表した。

 同認証は、それまで定量的に評価することが難しかった土地利用における生物多様性保全の取り組みを可視化して認証する制度。オフィスビル、商業施設、集合住宅、工場を認証対象としている。

 「世田谷ハウス」では、同社グループの事業において生物多様性保全の取り組みの効果や課題を抽出するための実験の場、および生物多様性保全の取り組みを展示し、情報発信するモデル庭園として、2015年に外構部分の改修を行なった。敷地面積4.830.55平方メートル、緑地面積1,503.9平方メートル、実験庭園の緑地面積は約440平方メートル。

 在来種を中心とした植栽計画、希少種の保全栽培、専門家による生き物モニタリング調査および定点カメラによる自動観測、雨水の有効利用、動物の生息場所や移動経路に対する配慮、外来生物対策など、さまざまな取り組みを実験的に行なっている。

 また同日、三菱地所レジデンスが「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」「ザ・パークハウス 国分寺緑邸」「ザ・パークハウス宝塚」などの5物件において、同認証を取得したこと発表した。同社の同認証取得物件は累計8物件。
 
 三菱地所レジデンスでは、同認証を取得した物件のみならず、生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」を2015年2月より始動しており、物件規模や敷地面積にかかわらず、「守ること。」「つなぐこと。」「減らすこと。」「活かすこと。」「育てること。」の5つのアクションに基づき、生物多様性の保全に配慮した取り組みや植栽計画を実施。国内各エリアの「ザ ・パークハウス」において通算50物件での展開を達成している。

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