不動産ニュース / 開発・分譲

2016/3/2

「横浜赤レンガ倉庫」隣接地にオープン型商業施設、4日開業/三菱商事都市開発

「MARINE & WALK YOKOHAMA」外観
「MARINE & WALK YOKOHAMA」外観
倉庫街の街路をイメージしたオープン型商業施設
倉庫街の街路をイメージしたオープン型商業施設
海に面したテナントの多くはテラス席を用意
海に面したテナントの多くはテラス席を用意
海に抜ける構造。左に見える階段には植栽名が書かれている
海に抜ける構造。左に見える階段には植栽名が書かれている

 三菱商事都市開発(株)は2日、「横浜赤レンガ倉庫」に隣接する横浜みなとみらい21 新港地区の商業施設「MARINE & WALK YOKOHAMA(マリン アンド ウォーク ヨコハマ)」(横浜市中区)の開業に先駆け、同施設を報道陣に公開した。

 敷地面積7,053.05平方メートル。延床面積1万3,486.60平方メートル。地上2階(一部地上5階)地下1階建て。みなとみらい線「馬車道」駅徒歩9分に立地するオープンモール。

 海沿いの倉庫街に街路をつくるという発想から、外壁にはレンガを採用。オランダ積みや馬目地で仕上げ、職人による装飾も施した。中央のストリートに沿って並ぶショップは個性的なファサードを形成。横浜の海沿いならではのランドスケープを構築し、各所にゆったりとくつろげるファニチャーを設置した。建物全体に約50種類、2,500本を植栽。エントランスすぐの広場にはシンボルツリーを植え込んだほか、階段には植栽名(英語名)をペイントした。

 テナントは、アメリカ西海岸を代表するライフスタイル複合セレクトショップ「Fred Segal」の日本旗艦店や、横浜初出店の店舗として、H&Mグループのハイファッションブランド「COS」、ニューヨーク発祥ブランド「Steven Alan」、原宿にてスタートしたメンズブランド「NEIGHBORHOOD」、恵比寿で人気のレストラン「ビストロシロ」が進化した新業態「シロノシー」など、横浜初出店13店舗、関東初出店1店舗、新業態6店舗を含む24店舗が出店。セレクトショップやインポートブランド、スポーツミックスを切り口としたブランドを揃えた。オーシャンフロントの景観を生かし、テラス席を設けたレストランやカフェを充実させ、近隣住民のサードプレイス空間を提供する。
 また、ブライダル施設「BAYSIDE GEIHINKAN VERANDA minatomirai」も出店。同施設では、5階建ての全フロアを完全貸し切りにし、顧客が自由にコーディネートしたウエディングパーティの開催が可能。

 なお、館内ではインバウンド対応の一環で、訪日外国人向けの外貨建てによるカード決済サービスも導入。三菱UFJニコス(株)が提供する独自決済システムを採用することで、店頭で自国通貨建てでの支払いを選択すると為替変動に関係なく支払い金額を確定できる。19通貨に対応。そのほか、Wi-Fiスポット、ランナーの給水スポットやペット用水飲み場なども整備した。

 グランドオープンは4日11時。10時から行なわれるセレモニーでは、ニューヨークを拠点とするアーティスト集団「chez conversations」がバイオリン演奏等を披露する。各ショップではオープニングキャンペーンを実施予定。

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