


全米アジア不動産協会(AREAA、本部:アメリカカリフォルニア州サンディエゴ)の資本で2013年に設立されたアリア・グローバル社(社長:ジム・パーク氏)の日本支部・ジャパンコネクト社(会長:夕部敦子氏)は、日米間の不動産投資活動サポートを積極化するため、3月1日に日本事務所(ジャパンディビジョン、東京都港区赤坂、代表:森田尚樹氏)を開設した。
日本から海外への投資が活発化している中、リーマン・サブプライムショックから立ち直り、市況が回復してきているアメリカ不動産にその流れを呼び込むのが狙い。これまでは、同社のスタッフが日本企業や投資家との交流、情報交換などにあたり、都度来日していたが、時差や距離を隔てた環境を解消し、取引の促進を図る。
併せて、アメリカから日本への不動産投資誘因にも取り組んでいく。
森田氏は「日本からアメリカ、アメリカから日本双方向の不動産投資を活発化させるため、投資家や不動産事業者をサポートしていきたい。言葉や慣習等の障壁をわれわれが取り払い、信頼性の高い取引がスムーズに行なわれるように取り組んでいく」と語っている。
当面はセミナーや視察ツアーなどの活動を通じてメンバーを募り、ネットワークを拡大していく方針。
また、事務所創設を記念して1日に都内で開催されたレセプションには、ジム・パーク社長も初来日し、好調なアメリカ住宅市場の現状などについて講演した。
全米アジア不動産協会は、アジア系アメリカ人社会を支援する不動産業界の専門家で構成される非営利団体として03年に設立された。現在、全米およびカナダに36支部、1万5,000人のメンバーを擁する。