不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/3/3

「不動産」の景気動向指数は改善/TDB調査

 (株)帝国データバンク(TDB)は3日、2016年2月の「TDB景気動調査(全国)」の結果を発表した。調査対象は2万3,189社、有効回答は1万497社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は、42.3(前月比1.2ポイント減)と3ヵ月連続で悪化した。建設需要の低迷、鋼材生産の大幅悪化に加え、マイナス金利の実施により金融機関の景況感の悪化が要因。国内景気は全国的に悪化した。今後は低水準で推移するとみられるが、腰折れを回避するためにアベノミクスを一段と強化することが期待されるとしている。

 企業規模別では、「大企業」が46.0(同1.1ポイント減)、「中小企業」が41.3(同1.2ポイント減)、「小規模企業」が40.3(同1.5ポイント減)と、すべての規模で2ヵ月連続の悪化となった。

 業界別では、「不動産」が48.0(同0.9ポイント増)と改善したが、「建設」は45.9(同2.0ポイント減)と悪化した。「不動産」の景況感の先行きについては、「当面ローン金利は低く推移することから、一般経済が安定すれば緩やかに市況は回復する」といった声がある一方で、「株価の低迷などもあり景気回復の兆しが見えない」といった声も挙がっている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆