不動産ニュース

2016/3/4

総勢約1,000名が参加、エリア内ビル間で連携した大規模合同防災訓練を実施/住友不動産

テナント企業約50名を、「西新宿8丁目ビル」から「住友不動産グランドタワー」に避難誘導
テナント企業約50名を、「西新宿8丁目ビル」から「住友不動産グランドタワー」に避難誘導
新宿消防署による一斉放水
新宿消防署による一斉放水

 住友不動産(株)は4日、首都圏直下型地震を想定した都心部の災害対策として、新宿エリアにおいて、新宿消防署、運営ビルの入居テナントなど総勢約1,000名が参加する大規模合同防災訓練を実施した。

 同社では、東京・神奈川の都心エリアで現在223棟のビルを運営・管理しており、同じエリア内で拠点ビルと傘下ビル(各拠点ビル1棟につき約20棟)を連携させる震災時管理体制を構築している。
 耐震・免震性能などの災害対策機能や規模などを考慮し、「東京日本橋タワー」(東京都中央区)、「新宿オークタワー」(東京都新宿区)など12棟を拠点ビルに設定。災害発生時には即時に拠点ビルに災害対策本部を立ち上げ、傘下ビルへ同社社員を派遣し、SNSを用いて被災状況を報告・確認したり、復旧対応や避難誘導などの災害時対応を行なう体制を整備している。

 これまで年2回、社員が拠点ビルから傘下ビルへ駆け付ける訓練を実施してきたが、今回初めて入居テナント企業が参加し、「西新宿8丁目ビル」から「住友不動産新宿グランドタワー」に避難誘導するなど、ビル間で連携した避難誘導訓練を実施した。
 その他、高所救助、一斉放水など、新宿消防署による大規模消防演習や、入居企業の防災意識を高める消化・救護訓練(AED、三角巾、担架搬送など)を行なった。

 同社では今後、他エリアについてにも同様に、災害対策強化策としてビル間を連携させた震災時管理体制の構築を検討する考え。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆