不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/3/11

平成26年度民間住宅ローン、新規貸出額は7.8%減/国交省調査

 国土交通省は11日、「平成27年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を公表した。2015年10~12月に、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に調査。1,369件の回答を得た。

 14年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額は18兆4,926億円(前年度比7.8%減)。同年度末の貸出残高は157兆485億円(同0.1%増)となった。新築住宅の建設・購入等における新規貸出額は7兆4,414億円(同0.6ポイント減)、中古住宅の購入における新規貸出額1兆5,692億円(同0.8ポイント増)。ほかの住宅ローンからの借換実績では、新規貸出額が2兆4,757億円(同1.9ポイント減)だった。

 新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動金利型が52.5%(同2.8ポイント増加)と最も高い割合を占めた。次いで固定金利期間選択型が35.4%(同0.2ポイント増加)となった。固定金利期間選択型では、10年が51.3%(同13.5ポイント減)と引き続き高い割合を占めたが、前年度比では2ケタの減少。一方、5年は17.3%(同9.4ポイント増)、3年は16.8%(同0.3ポイント増)、2年は9.0%(同3.5ポイント増)と増加傾向に。

 また、賃貸住宅の建設・購入に係る融資(アパートローン)の平成26年度の新規貸出額は3兆3,933億円(同6.7%増)。貸出残高は27兆399億円(同3.4%増)であった。

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