(一財)森記念財団 都市戦略研究所はこのほど、「世界の都心総合力インデックス 2015」の結果を発表した。
世界8都市(ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、シンガポール、香港、ソウル、上海)の中心点から5km圏および10km圏を対象に、都心における主要な要素「6分野(活力、文化、交流、高級感、アメニティ、モビリティ)」を設定。その中で「機能の集積」という観点から20指標を設定し、各指標に対応するデータを収集。「都心の総合力」を調査・分析したもの。
総合ランキング結果では、5km圏内では1位が香港、2位が東京、3位がパリ、10km圏では1位が東京、2位パリ、3位が香港と、東京はいずれも上位だった。
東京は、5km圏、10km圏ともに、活力の「世界トップ企業」、高級感の「世界トップ・レストラン」、モビリティの「高速道路」「駅(地下鉄・鉄道)」で高い評価となった。10km圏ではアメニティの「総合病院」「大規模ショッピングセンター」など、居住に関する機能集積でも高い評価を得た。
これら結果を地図に落とし込むと、丸の内から銀座、新橋にかけて機能が集積している結果となった。南西に向けて5km圏を超えた一帯に集積がみられたほか、5km圏外周では渋谷・新宿・池袋といった副都心に集中しているとし、それらを中心に周辺部にも拡散している傾向があるとした。
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