不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/3/14

リフォーム売上高2,000億円に向けて基盤整備/積水ハウス

「リフォーム売上高2
「リフォーム売上高2

 積水ハウス(株)は11日、都内で2016年1月期決算説明会を開き、代表取締役社長兼COOの阿部俊則氏らが、17年1月期(16年度)以降の事業計画などについて説明した。同社の1月期決算概要については11日のニュースを参照。

 主力の請負型ビジネスでは、ネット・ゼロ・エネルギーハウス仕様「グリーンファースト ゼロ」を拡販していく。20年度の全受注におけるグリーンファースト ゼロの採用率目標を80%に設定。15年度の71%からの上積みを目指す。
 また、1棟単価上昇への取り組みとして、4月に鉄骨戸建住宅のハイエンドモデル「イズシリーズ」、木造戸建住宅「シャーウッド」の投入する計画も明らかにした。

 ストック型ビジネスでは、将来のリフォーム売上高拡大に向けた基盤を整備する。積水ハウスの施工戸建てのリフォームを扱う積水ハウスリフォーム(株)を、積水ハウスリフォーム東日本(株)、積水ハウスリフォーム中日本(株)、積水ハウスリフォーム西日本(株)の3社に分割。小回りのきく体制にし、同社OB顧客へのリレーション活動を強化すると共に、施工単価1,000万円以上の生活提案型リノベーションの需要を取り込んでいく。
 同社施工の賃貸住宅のリフォームを手掛けている積和不動産グループ7社では、賃貸オーナーに向けた提案を強化。物件の付加価値向上を図っていく。また、一般の在来工法向けのリフォームを展開する積和建設グループ19社では、新たにリフォームブランド「リ・クエスト」を立ち上げた。
 これらの取り組みにより、16年度のリフォーム売上高はグループ全体で1,460億円を計画。「将来的には積水ハウスリフォームが1,000億円、積和不動産グループと積和建設グループがそれぞれ500億円と、合わせて2,000億円を目標としていく」(阿部氏)。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。