不動産ニュース / 開発・分譲

2016/3/15

上野恩賜公園隣接地で地上36階建てタワーマンション/東京建物

「Brillia Tower上野池之端」完成予想図。建物東側に、上野恩賜公園を望むロケーションがウリ
「Brillia Tower上野池之端」完成予想図。建物東側に、上野恩賜公園を望むロケーションがウリ
モデルルーム。上野恩賜公園の眺望を楽しめるよう、サッシの高さを採った住戸を多く設定する
モデルルーム。上野恩賜公園の眺望を楽しめるよう、サッシの高さを採った住戸を多く設定する

 東京建物(株)は、タワーマンション「Brillia Tower上野池之端」(東京都台東区、総戸数361戸)のモデルルームを、19日予約制でオープンする。

 同物件は、東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩4分に立地する、地上36階建て、高さ131mの制震タワーマンション。上野恩賜公園を望む建設地(約3,000平方メートル)は、老舗中華料理店「東天紅」の本店跡地。東京建物グループは、2007年から東天紅の本店建替計画を提案。隣接する同店所有のゴルフ練習場を取り壊し、営業を止めることなく新本店を建設。その後、旧本店の敷地を等価交換で取得、今年2月に起工した。

 建物東面に、不忍池や国立博物館、上野動物園などが点在する上野恩賜公園を望むロケーションを生かすため、東面に天井から床までのダイレクトサッシを用いるなど眺望を楽しめるようにした。また、35・36階の12戸をスーペリア住戸として、設備機器グレードを高めている。

 住戸は、1LDK~4LDK、専有面積41~127平方メートル。東天紅が取得する非分譲住戸35戸を除いた326戸を販売する。ゴールデンウィーク明けにモデルルームを一般オープン。6月下旬をめどに販売を開始する予定。予定価格は、60平方メートル台の2LDKが6,000万円台より、80平方メートル台の3LDKが9,000万円台より、専有面積127平方メートルのスーペリア住戸が2億円台後半。最多価格帯は、1億円台となる予定。

 昨年10月にホームページを開設。事前反響4,000組を集めている。地元比率(文京区、台東区)が2割と低く広域から反響を得ていることと、約3割がライセンサーや会社役員と一般マンションより高いのが特徴。

 15日の記者発表会で挨拶した同社執行役員プロジェクト開発部長の田代雅実氏は「この地は、江戸時代からの歴史文化や景観、品格を守り続けてきたエリア。当物件が、それらをさらに洗練して、発展させてゆくことを期待している」などと抱負を語った。

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