野村不動産アーバンネット(株)は15日、「定年退職後の夫婦の生活」意識調査結果を発表した。首都圏(1都3県)、関西圏(大阪府・兵庫県・京都府)在住のサラリーマン・元サラリーマン世帯(妻は専業主婦またはパート・アルバイト)の50・60歳代を対象に、アンケート調査を実施。調査時期は2015年10月30日~11月1日、有効回答数は2,060。
定年退職後の具体的なライフプラン(人生設計)を持っているという回答は、夫が37.5%、妻は27.5%にとどまった。定年退職後の生活イメージについては、ポジティブ項目の14項目中13項目で、夫の回答が妻よりも多かった。一方、ネガティブ項目16項目中14項目で、妻の回答が夫よりも多く、女性は「親の介護などの時間が増えそう」など現実的な心配事をイメージしていた。
また、定年後に住み替えを検討している人は、定年前で15.1%、定年後で9.2%。その理由については、「バリアフリーなど老後に住みやすい住宅に移りたいから」「子供の家の近くに住みたいから」「今の家が広すぎるから」などが挙がった。