不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/3/23

東京主要5区のビル空室率、10ヵ月ぶりに上昇も3%台維持/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2016年2月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査をまとめた。

 平均空室率(基準階床面積100坪以上)は3.93%(前月比0.09%上昇)と、10ヵ月ぶりに上昇したものの、2ヵ月連続で3%台となった。

 最も空室率が上昇したのは千代田区で、3.55%(同0.28%上昇)。大型ビルの新規供給面積が増加したため。続いて港区が5.47%(同0.25%上昇)。中央区は3.38%(同0.01%上昇)と横ばい。一方、渋谷区は2.41%(同0.17%低下)と2ヵ月連続の改善。新宿区は、新規募集が減少する中でも成約が進んだことで、2.81%(同0.47%低下)と最も改善した。

 1坪当たり成約賃料は、高価格帯物件の空室消化、中型ビルや経年ビルの募集増加で1万8,077円(同114円減)と、2ヵ月連続で下落した。

 新築ビルの空室率は14.45%(同0.32%上昇)。推定成約賃料は3万909円(同91円減)だった。

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