日本土地建物(株)は、学生寮の建替計画「(仮称)洗足プロジェクト」(東京都大田区)を着工した。
計画地は、東急池上線「洗足池」駅から徒歩7分。建物は、鉄骨造地上3階建て。延床面積1,975平方メートル。34ユニット(102名収容)。設計監理・施工は積水ハウス(株)。
同社は、住宅事業強化の一環として、分譲マンション事業とともに賃貸マンション事業を推進しており、これまでに学生用マンション「ソアラプラザ」シリーズ16棟を開発してきた。
同施設は、東京工業大学の女子学生および女子留学生が入居する国際交流ハウスとして活用する予定。日本の文化を留学生に感じてもらえるよう、「庭を活かした暮らしの環境」をテーマに設計。既存の桜に楓を添えて四季の変化を表現し、敷地内には小さな散策路を設け、庭を楽しむ場としてのウッドデッキも設置。防災設備として、かまどベンチ、防災地図等掲示用の掲示板なども備える。
また、建設地近くの桜の名所「洗足池公園」の緑と景観的なつながりも創出。施設周辺の一部に計画地の中と外をつなげる緑を創り、近隣地域住民が利用可能なスペースも設ける。竣工は2017年1月、入居開始は同年4月を予定。