不動産ニュース

2016/3/25

アジア太平洋地域の多くの不動産ファンドが期間を延長/CBRE

 CBREはこのほど、2015年における不動産ファンドの物件売却動向について発表した。

 アジア太平洋地域を対象にした私募不動産ファンドが15年に売却した資産は310件、総額255億ドルとなり、過去5年間の平均である187億ドルを37%上回った。売却額が最も大きかったのは日本で、ファンドが売却した資産のうち51%を占めている。続いてオーストラリアが24%、中国9%の順となった。セクター別では、オフィスとリテールが全体の80%以上を占めた。

 15~16年にかけて満期が到来するとCBREが予想した50のファンドのうち、49%が運用期間を延長、24%が現在も出口戦略を検討中。予定通り契約を終了したファンドは22%にとどまった。

 また、不動産ファンドの手元で売却を控えている不動産は430件となり、これらの33%が中国国内にあるという。以下、日本19%、シンガポール15%、オーストラリア14%と続いた。

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