(一社)プレハブ建築協会は24日、住宅部会の活動状況報告会を開いた。
同部会の3委員会、8分科会の2015年度の活動内容や16年度の事業方針について報告。プラン推進委員会からは、同部会の中期計画である「住生活向上推進プラン」について、15年度が最終目標年となることから、現行のプランを総括すると共に、次期プランを策定していく方針を表明。10月には同協会独自の環境行動計画「エコアクション2020」と併せて発表する。
CS品質委員会では15年度は、各社の定期点検内容を国土交通省の「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に整合するものに調整するとともに、HEMSをはじめとした住宅設備機器の新技術に関連するトラブル事例を分析。トラブル内容を「全般」「商品開発段階」「営業・設計」「建設段階」「サービス段階」の5つに分類、具体的な対応策に落とし込み、会員各社で共有化した。16年度については、次期の住生活向上推進プランと、住生活基本計画をもとに事業を進めて行く計画。
住宅ストック分科会では、リフォームの顧客満足度アップに向けた人材育成を強化。同協会が実施する「品質向上講習会」を通じてリフォーム担当者の意識向上などを図った。16年度についても人材育成を重要テーマと位置付けて教育研修をなどを展開するため、工業化住宅のリフォーム教本の製作などにも着手する。