不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/3/30

新築戸建ての成約価格、4ヵ月連続のプラス/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける2月の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て9,216件、中古マンション1,112件、成約件数が新築戸建て2,177件、中古マンション731件。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,376万円(前年同月比3.5%上昇)、成約価格は3,325万円(同1.8%上昇)となり、いずれも4ヵ月連続のプラスに。
 エリア別の成約価格は、東京23区で5,000万円以上の物件割合が4割に迫り4,688万円(同4.6%上昇)となったほか、神奈川県で価格水準の高い横浜市(平均3,930万円)の成約が堅調に推移し、3,440万円(同4.5%上昇)となった。

 中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,723万円(同19.1%上昇)で12ヵ月連続のプラス。成約価格は2,524万円(同6.1%上昇)と、2ヵ月連続のプラスとなった。成約の4割を占める東京23区で4,000万円以上の物件の成約が堅調だったことなどが要因。また、神奈川県では、横浜市が成約増・価格上昇となったものの、川崎市・県下が成約減・価格下落。1,962万円(同0.6%下落)と、5ヵ月ぶりに下落に転じた。
 
 なお、需給のずれは大きく、成約価格の首都圏平均は9ヵ月連続で登録価格の平均を下回っている。1平方メートル当たりの成約価格は44万5,200円(同9.8%上昇)と、3ヵ月ぶりにプラスとなった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。