不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/3/30

初公表の商業用不動産価格指数、13期連続のプラス/国交省調査

 国土交通省は30日、2015年第4四半期(15年10~12月)分の「不動産価格指数(商業用不動産)」、15年12月分の「不動産取引件数・面積(商業用不動産)」を発表した。今回から住宅に加え、商業用不動産の不動産価格指数も公表開始。不動産価格指数は、10年の平均値を100として算出している。

 15年第4四半期の商業用不動産総合指数は111.1(前年同期比4.6%増)で、13期連続のプラスだった。
 用途では、店舗が121.4(同6.3%増)、オフィスが118.2(同4.0%増)、倉庫が97.8(同3.5%減)、工場が94.2(同2.7%増)、マンション・アパート(1棟)が124.3(同6.6%増)。建物付土地総合指数は118.1(同5.2%増)で、15期連続のプラスに。
 また、商業地は97.9(同6.8%増)、工業地は96.4(同3.3%増)となり、これらを総合した土地総合指数は97.2(同5.3%増)で、2期連続のプラスとなった。

 都市圏別の指数は、三大都市圏の店舗が123.0(同8.3%増)、オフィスが121.3(同4.8%増)、倉庫が99.9(同3.8%減)、工場が101.2(同10.5%増)、マンション・アパート(1棟)が122.7(同7.0%増)、商業地が102.3(同9.6%増)、工業地が99.2%(同7.9%増)。三大都市圏以外の地域の店舗が117.9(同2.0%増)、オフィスが107.3(同4.4%増)、倉庫が93.0(同0.1%減)、工場が86.7(同5.7%減)、マンション・アパート(1棟)が129.1(同5.2%増)、商業地が89.9(同1.5%増)、工業地が91.8(同4.1%減)。南関東の店舗が127.7(同5.4%増)、オフィスが139.5(同1.9%増)、マンション・アパート(1棟)が123.8(同10.1%増)、商業地が107.7(同15.8%増)、工業地が106.7(同12.4%増)(倉庫、工場の数値はなし)。

 15年年計の東京都の商業用不動産総合指数は121.3(同6.6%増)。店舗は136.8(同9.1%増)、オフィスは129.9(同4.8%増)、倉庫は101.8(同9.2%減)、工場は103.0(同4.3%減)、マンション・アパート(1棟)は119.3(同10.7%増)、商業地は106.0(同4.3%増)、工業地は103.8(同4.2%増)。

 15年12月分の商業用不動産取引件数は、店舗785件(同7.4%増)・取引面積41万1,746平方メートル、オフィス759件(同9.1%減)・81万8,068平方メートル、倉庫355件(同1.1%減)・46万1,621平方メートル、工場255件(同5.9%減)・59万9,162平方メートル、マンション・アパート(1棟)3,098件(同12.3%増)・141万4,159平方メートル。

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