オリックス不動産投資法人(OJR)は13日、オフィスビル「札幌ブリックキューブ」(札幌市中央区)の信託受益権取得を決定した。
同物件は、札幌市営地下鉄東豊線「さっぽろ」駅徒歩約1分、札幌市営地下鉄南北線「さっぽろ」駅徒歩約4分、JR函館本線「札幌」駅徒歩約7分に立地。敷地面積2,152.76平方メートル、延床面積1万3,873.68平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付き10階建ての、事務所・展示場・店舗用途の商業ビル。
JR「札幌」駅から“すすきの”エリアまでを繋ぐ地下歩行空間の出入口前に位置し、荒天時や積雪時においても快適にアプローチ可能な優れた立地を有する点や、2014年に実施した共用部のりニューアルやエレベーターの更新、OAフロア化などにより高い競争力を有している点、さらに札幌エリアのオフィス空室率は極めて低い状況にあり単価上昇が進む反面、オフィス新規供給は限定的なことから引き続き安定した運営が期待できることから、取得を決定した。なお直近の稼働率は99.5%。
取得先は非開示。取得予定価格は52億円。取得予定日は4月14日。賃貸NOI利回りは5.6%、想定NOIは年間2億8,400万円になる。
今回の取得により、同投資法人のポートフォリオは105物件、取得価格ベースで5,800億6,800万円となる。