ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は26日、世界主要都市のオフィス賃料動向を示す独自の分析ツール「不動産時計(プロパティクロック)」の2016年第1四半期分を発表した。賃料動向を時計に見立て、その都市の賃料が「下落の加速」「下落の減速(底入れ)」、「上昇の加速」、「上昇の減速(頭打ち)」というサイクルのどこに位置するかを示したもの。
東京のAグレードオフィス賃料は、12年第2四半期に賃料が反転して以来、賃料上昇を16四半期連続で継続中。しかし賃料上昇利のピークは越え、「上昇の減速」フェーズに入ったとしている。
なお同社では、「低位な空室率を背景に、今後も賃料は緩やかな上昇傾向を維持する」と予測している。