(一財)日本不動産研究所は10日、2015年12月末の「JREIオフィス投資インデックス(JOIX)」を公表した。全国13都市81ゾーンに設定された地価公示地点からオフィスビル適地を選定し、当該地点上に最有効使用のオフィスビルを設定し、調査したもの。半期(6・12月末)ごとに実施、公表している。
総合収益率(インカム収益率+キャピタル収益率)は、東京都心5区が8.79%(前期比1.27ポイント減)、大阪市が7.30%(同1.86ポイント減)で、いずれも前期と比べて若干下落した。
インカム収益率(純収益÷期首の資産価格)は、東京都心5区が4.79%(同0.04ポイント減)、大阪市は5.94%(同0.07ポイント減)で、いずれも前期と比べて概ね横ばいとなった。キャピタル収益率((期末の資産価値-期首の資産価値)÷期首の資産価値)は、東京都心5区が4.00%(同1.23ポイント減)、大阪市は1.36%(同1.78ポイント減)だった。