不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/5/12

不動産業セグメント、沿線商業施設等の寄与で増収/西武HD16年3月期決算

 (株)西武ホールディングスは、12日、2016年3月期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~16年3月31日)は、連結営業収益5,080億8,100万円(前期比5.5%増)、営業利益659億5,600万円(同32.9%増)、経常利益585億2,500万円(同39.0%増)、当期純利益572億700万円(同63.9%増)の増収増益。

 不動産事業セグメントは、西武線沿線にオープンした商業施設「エミオ池袋」「エミオ新所沢」などの寄与、軽井沢分譲地での大型区画販売などにより、営業収益496億9,000万円(同2.3%増)と増収。営業利益については、前期に実施した西武立川南の土地売却などにより、145億2,800万円(同1.6%減)の減益となった。

 ホテル・レジャー事業は、訪日外国人需要の伸びで平均販売室料が上昇。稼働率の上昇も相まって、営業収益1,880億2,100万円(同7.4%増)、営業利益206億2,800万円(同48.4%)となった。

 次期は、営業収益5,142億円、営業利益484億円、経常利益407億円、当期純利益295億円を見込んでいる。

 併せて、中期事業計画(16~18年度)を発表。不動産事業では、「東京ガーデンテラス紀尾井町」の開業と着実な運用、池袋旧本社ビルの建替え、高輪・品川エリア、芝公園エリアの開発を検討を進めると共に、沿線商業施設のさらなる拡充、西武版CCRCの構築などを進めていく。

 18年度の目標は、グループ全体で営業収益5,589億円(15年実績比10.0%増)、営業利益664億円(同0.7%増)EBITDA1,210億円(同13.4%増)。不動産事業では、営業収益675億円(同36.0%増)、営業利益165億円(同13.7%増)を掲げた。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。