不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/5/18

虐待問題などで施設入居率低下。営利7%減/メッセージ16年3月期決算

 (株)メッセージは13日、2016年3月期決算を発表した。

 当期(15年4月1日~16年3月31日)は連結営業収入787億9,900万円(前期比0.2%減)、営業利益67億9,100万円(同7.6%減)、経常利益63億5,500万円(同8.8%減)、当期純利益43億9,500万円(同1.0%増)。

 介護付き有料老人ホームなどを運営するアミーユ事業は、運営施設における入所者の虐待が発覚したことや子会社社員が殺人容疑で逮捕されたことを受け、既存施設の入居率が低迷。労務費もアップしたことから、営業収入350億2,500万円(同4.1%減)、セグメント利益24億7,300万円(同50.2%減)となった。

 サービス付き高齢者向け住宅「Cアミーユ」に対する介護サービスなどを展開する地域包括ケア事業では、期中に4件のサ高住を開設。入居率も一定確保した上で、訪問介護看護の利益が大きく増加したことで、営業収入393億8,000万円(同2.9%増)、セグメント利益24億3,500万円(同436.3%増)。

 次期については、連結営業収入772億円、営業利益46億円、経常利益42億円、当期純利益28億円と大幅な減益を見込む。

 なお同日、積水ハウス(株)との合弁子会社である介護付き有料老人ホームやサ高住の運営を手掛けている積和サポートシステム(株)の完全子会社化も発表。積水ハウスの株式持ち分をすべて取得し、社名も「シルバーケア&サポートシステム(株)」に変更した。代表取締役社長には、(株)メッセージ執行役員の山川 功氏が就任した。

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