グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(GLP)は5月31日、マルチテナント型の物流施設「GLP枚方III」(大阪府枚方市)を開発すると発表した。
建設地は、大阪内陸部に位置。国道1号線を経由することで、大阪と京都へアクセスできるほか、第二京阪道路の枚方東ICより3kmに立地し、エリア配送や広域の配送拠点として活用が可能となる。
建物は、敷地面積約5万2,000平方メートル、延床面積約11万9,000平方メートル。プレキャストコンクリート造地上5階建てで、免震構造を採用する。食品、小売、日用雑貨などの幅広い業種にわたるテナントニーズを踏まえ、ダブルランプウェイ、中央道路を備えた。垂直搬送機、荷物用エレベータも設置可能なため、複層階として利用できるほか、一部は将来の低床にも対応可能となる。
庫内の区画割を1区画約3,500平方メートルから約6,000平方メートルまで4種類のバリエーションを持たせることで、さまざまなテナントのフロアニーズに応える。防火壁を9割以上防火シャッターにすることで開口を多くし、高いフレキシビリティを実現。働く人の快適性を追及し、倉庫内の照度の自由調整や将来の天井扇設置の換気などの整備により執務環境の向上を図る。
2017年春着工、18年夏頃竣工の予定。