(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト」調査結果を発表した。
同社グループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち有効なデータを得られた約100棟を対象にエネルギー消費量・単価・コストの推移について調査したもの。調査期間は2009年4月~16年3月。
16年1~3月のエネルギー消費量は、1平方メートル・月当たり138.5MJ(一次エネルギー量)と、前年同期と比較して4.0 MJの減少となった。14年以降、減少の傾向が続いており、当期は過去最低の消費量に。暖冬が影響していると考えられる。
エネルギー単価は2.01円/MJと、前年同期と比較して0.35円/MJ減少。15年4月から継続して電気・ガスの原燃料調整費が下落している影響とみることができる。
エネルギーコストは、276.5円/平方メートル・月と前年同期比で59.0円/平方メートル・月の減少。消費量および単価の下落を受け、コストも下落に転じたことが伺える結果となった。