大東建託(株)はこのほど、現場の施工省力化へ向けて2×4工法のユニット化の研究に着手した。
東京都市大学工学部建築学科教授の小見康夫氏の指導を受けて進めているもので、建物の躯体や内装をブロックごとに分割、建設現場で組み合わせることで、現場での作業性向上を図る。また設備・電気配管の一体化に関する研究も進めており、これらの実現により、工期短縮と品質安定化を実現する。
同じく東京都市大学工学部建築学科の近藤靖史教授と共にで、健康に配慮した住宅についても研究を進めている。冬季の冷たい風を入居者が感じることのないよう室内の吸気口位置を変更するなどの省エネ技術を一部実用化。現在は花粉やPM2.5の浸入を抑制する外気浄化フィルターの開発を進めているという。
同社では引き続き、新技術の研究開発を積極的に進めていく考え。