不動産ニュース / 開発・分譲

2016/6/8

大手町に2棟の大規模複合ビル開発/三井不動産、三井物産

「(仮称)OH-1」計画の外観パース。皇居東御苑から望む。中央手前がA棟、奥がB棟
「(仮称)OH-1」計画の外観パース。皇居東御苑から望む。中央手前がA棟、奥がB棟
多目的ホールイメージ
多目的ホールイメージ

 三井不動産(株)は8日、三井物産(株)と大手町一丁目2番地地区で推進している開発事業「(仮称)OH-1」計画の詳細を発表した。

 「大手町」駅に直結する立地に、両社が共同で2棟のオフィスビルを中心とした大規模複合開発を推進する。敷地面積約2万900平方メートル、A棟は地上31階地下5階建てで最高高さは約160m、B棟は地上39階地下5階建てで最高高さ約200m。延床面積は2棟で約36万平方メートル。

 国家戦略特区の特定事業の認定プロジェクト。MICE機能強化を図るために、最先端機能のオフィスに加え、多目的ホールや国内最高級クラスのラグジュアリーホテルも設ける。

 地震対策として、風揺れから震度7程度の大地震まで振動を抑制する、鹿島建設(株)が開発した最新の制震オイルダンパーを導入。自立性の高いガスコージェネレーションシステムとオイルにも対応する非常用発電機を導入、中圧ガス供給が止まっても72時間両機器を運転できるだけのオイルも備蓄する。さらに帰宅困難者2,400人を受け入れるための一次滞在施設と備蓄倉庫も整備し、防災井戸も設ける。

 かつて「かるがも広場」として親しまれたエリアを中心に6,000平方メートルの大規模緑地広場も整備し、皇居の緑地と連なる緑豊かな空間を実現する。

 建物竣工は2020年2月末の予定。

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。