不動産ニュース / その他

2016/6/9

インスペクション活用を促進。16年を「既存住宅市場活性化元年」に/FRKが総会

「本年度を“既存住宅市場活性化元年”と位置付け、インスペクションの制度設計、現場への浸透に積極的に取り組んでいく」などと話した田中理事長
「本年度を“既存住宅市場活性化元年”と位置付け、インスペクションの制度設計、現場への浸透に積極的に取り組んでいく」などと話した田中理事長

 (一社)不動産流通経営協会(FRK)は9日、ホテルオークラ(東京都港区)で第47回定時総会を開催。2015年度事業報告を行なった。

 総会後の懇親会で挨拶に立った理事長の田中俊和氏は、「宅建業法改正では、インスペクションの活用促進が位置付けられた。本年度を“既存住宅市場活性化元年”と位置付け、インスペクションの制度設計、現場への浸透に積極的に取り組んでいく」と抱負を述べた。また、4月からスタートした新住生活基本計画については「市場規模倍増に向け、官民一体となって目標を達成したい」としたほか、1月からスタートしたステータス管理にも言及。「現在は登録数の1割弱に入力があり、おおむね順調に推移している。信頼される制度として定着させることで、囲い込み問題への懸念に終止符を打てると確信している」と話した。

 16年度事業計画では、中古住宅の実情を踏まえた意見具申と情報発信を実施。良質な中古住宅の流通促進や、少子化・高齢化に伴う消費者ニーズの変化に対応した税制・金融等の要望活動を推進していく。また、売買契約書等の共通化や買い主に提供するマンション管理情報の拡充等について、引き続き他団体、関連業界と協働して推進。IT化の進展への対応、従業者の教育研修、消費者への啓発活動等について会員の意見集約に努め、計画的に実施していくとした。

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