不動産ニュース / ハウジング

2016/6/10

BESS事業で8月に新商品のLOG小屋を発売/アールシーコア

「単なる小屋ではない。モノをつくるというより時間をつくる。どんな目的で使うか、そんなマーケットを広げていきたい」などと抱負を述べる二木社長
「単なる小屋ではない。モノをつくるというより時間をつくる。どんな目的で使うか、そんなマーケットを広げていきたい」などと抱負を述べる二木社長

 (株)アールシーコアは9日、BESS事業(自然派個性住宅の製造・販売)において、新商品の「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の発売を発表した。

 3月に30周年を迎えた同社は、ログハウス事業からスタートした原点に立ち返った新たな市場開拓を目的に、今回、和製英語のログハウスの元になったログキャビン(丸太小屋)をヒントとしたLOG小屋を発売する。

 「IMAGO」は厚さ7cm×14.5cmのログ材14段積んだもので、延床面積10平方メートル。丸太組構法に則り構造計算をして安全性を確認。通常は確認申請は必要ないが、確認申請にも対応する仕様とした。

 商品は、周辺自然環境などの価値を取り入れ“外の魅力と一体化する”大開口サッシを採用した「レセプター(受容体型)」と、小屋が置かれることで場の活用が進み、その周辺を含んだ“場の魅力を上げる”「アクティベーター(活性帯型)」の2タイプを用意。。

 自作もしやすい小屋建築材料一式をコンプリートキットとして発売し、セルフビルド支援も設定する予定。価格は、BESS30周年記念特別価格として、2017年3月末まで89.9万円(税込み・運賃込み)。施工依頼の場合は、基礎施工30万円~施工一式60万円(いずれも税込み)が目安。

 8月1日より予約販売を開始。10月より全国のBESS展示場にて本格的に発売開始する。今後はネット販売も予定しており、販売目標は最低500棟程度の見込み。

 また、新商品発売にあたり、他事業者との協業を目指し、“第三のトコロ”としてどんな楽しむ場所がつくれるかという「販売企画」、および提供にあたって必要になる用地を含めた楽しみ方を提案する「用地企画」でのタイアップを募集する。

 9日に行なわれた会見で、同社代表の二木浩三氏は「BESSユーザーやファンには、自然が好きで“人に喜んでほしい” “自分なりの個性を発揮して人と交わりたい”という人が多い。こうした善良で幸福な人々の活動や交流の場の入口になればと今回の商品を発売する。単なる小屋ではない。モノをつくるというより時間をつくる。どんな目的で使うか、そんなマーケットを広げていきたい」などと抱負を述べた。

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