不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/6/10

東京23区の賃料改定率、下落幅が緩やかに縮小/スタイルアクト調査

 スタイルアクト(株)は9日、2016年1~3月期の「東京23区賃料改定状況調査」結果を発表した。同社の賃貸住宅データベースを基に、同一住戸の前回募集賃料と今回募集賃料を比較したもの。サンプル総数は3万3,406件。

 賃料改定率は、月額賃料20万円未満(一般賃貸市場)が-0.2%、20万円以上(高額賃貸市場)が0.4%。

 賃料20万円未満の市場では、10年第3四半期の-4.1%を底に下落幅が緩やかに縮小。当期までの築年が経過していることを考慮すると、実質プラスの改定といえる。

 20万円以上の市場では、10年第2四半期の-10.2%を底に下落幅の縮小が急速に進んでいる。15年第2四半期にプラスに転じて以降、賃料改定はプラスが継続。直近は景気回復の影響を受け、増額改定を行なう住戸の割合が20万円未満に比べ多かったことから、高額賃貸のほうが高い改定率になったとしている。

 また、20万円未満の市場に比べ、高額賃貸市場は賃料の変動率が大きく、賃料のアップサイドを狙いやすい環境に。同市場では、賃料改定時、積極的に改定を行なっていることが明らかとなった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年10月号
その物件、どう活用する?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆