(株)オウチーノは13日、「『親の老後』に関する実態調査」の結果を発表した。6月3~6日の期間、インターネットによりアンケートを実施。対象は首都圏在住の20~49歳の男女741名。
「親の老後について考えているか、不安はあるか」については、「考えている」が60.7%、「不安がある」が81.0%という結果に。なお、「考えていて、不安もある」が52.9%、「考えていて、不安はない」が7.8%、「考えてはいないが、漠然と不安はある」が28.1%、「考えていないし、不安もない」が11.2%となった。
次に「不安がある」と回答した人を対象に、「不安要素」を聞いたところ、最も多かったのが「介護」で61.3%、次いで「経済的負担」が46.3%、「親の病気・怪我」と「認知症」がともに28.7%、「親の体力低下」が15.7%、「家のバリアフリー対応」が7.0%と続いた。
「もしも親の介護が必要になった場合はどうする予定か」については、「自分もしくは配偶者が仕事を続けながら介護する」が23.2%となった。そのほか「自分もしくは配偶者が仕事を辞め介護する」が4.9%、「仕事は分からないが、自分もしくは配偶者が介護する」が10.3%となり、「自分もしくは配偶者が介護する」という人は合わせて38.4%に。
それ以外では「兄弟・姉妹が介護する」が6.5%、「施設に入れる」が15.0%、「在宅で専門家に来てもらう」が3.6%、「その他」が2.2%、「分からない」が34.3%。
「親の老後に対する対策」については、「貯金」が17.1%、「親と話し合っている」が8.9%、「兄弟・姉妹間で話し合っている」が7.8%。また「特にない」と回答した人は66.0%と、3人に2人は「親の老後」に関して特に対策をしていないこともわかった。