NPO法人日本ホームインスペクターズ協会（理事長：長嶋 修氏）は15日、2016年度通常総会を開催。15年度事業・決算報告などを報告したほか、16年度事業計画案・収支予算案等を承認した。
16年度は、ホームインスペクションの普及をさらに加速させるべく、研修活動を強化。各地のエリア部会を中心に自由闊達な研修活動を促進する。更新講習についても、「2年に一度」と定款に位置付け、認定会員のレベル向上を図る。
15年度は公認ホームインスぺターズ試験の受験者数が1,191名、認定会員も1,018名に達した。16年度は、受験者数を1,370名、認定会員数1,254名を目指す。
総会開始前には、理事長の長嶋 修氏が、今後のホームインスペクション市場の展望などをテーマに講演。「協会発足から8年、宅建業法改正でインスペクションが法的に位置付けられることとなった。われわれの考えるインスペクションの姿とはやや違った捉えられ方をしているが、世の中に浸透する時代へと突入した。ここで失敗すると、ダメージが大きい。どのようなスタンスで仕事に取り組むべきか、皆さんと一緒に考えていきたい」などと語った。
