ERIホールディングス(株)は21日、2017年5月期を初年度とした3年間(16年6月~19年5月)の中期経営計画を策定、公表した。
成長戦略では、「新築市場の将来的な縮小を睨み、M&Aを含めた積極投資で新たなビジネスモデルを構築する」をコンセプトに掲げた。
既存中核事業では、主力の建築確認および住宅性能評価において、業界の再編機会を的確に捉え、M&Aによる市場シェアの拡大を目指し、収益力の強化を図る。
新成長事業としては、省エネ義務化の機会を捉え、省エネ関連業務を拡大し、既存中核事業のシェアアップの原動力とする。また、建築ストック市場に関連した業務には経営資源を積極投入し、中核事業化を目指していく。
新規分野事業としては、グループの技術力、ブランド力を活かせる新規分野にて事業領域の拡大を図る。インフラストック(土木構造物)分野への進出をM&Aも含め積極的に推進。さらに海外における事業展開の機会を的確に捉えるため、情報収集にも努める。
計画最終年度(19年5月期)における計数目標は、売上高160億円以上(内M&A効果30億円程度)、営業利益12億円以上、営業利益率7.5%以上、ROE20%以上を見込んでいる。